1回目が不合格でも終わりではない―再試験の確認ポイント
役員法令試験は、1回目に不合格となった場合でも、直ちに申請が終わるわけではありません。ただし、再試験の日程や通知方法を把握していないと、許可取得の予定が大きく遅れるおそれがあります。
【関東運輸局の試験基準】
関東運輸局の公示では、試験は30問、試験時間50分、合格基準は8割以上です。つまり、30問の場合は24問以上の正解が目安になります。
【再試験は運輸局の公示を確認】
再試験の取扱いは、必ず申請先を管轄する地方運輸局の最新公示で確認します。
九州運輸局が公表している令和8年の案内では、合格基準に達しない場合は翌々月に1回に限り再受験できるとされています。近畿運輸局では、1回目の不合格者に再試験実施通知を郵送し、再試験にも不合格となった場合は不合格通知書を郵送する運用が案内されています。
これらを全国一律の取扱いと考えず、受験する運輸局の通知・公示を優先してください。
【不合格後すぐに行うこと】
①得点できなかった法令分野を洗い出す
②問題文の誤っている箇所を正しい文言へ直す
③根拠条文を条文集で引き直す
④50分で解く模擬試験を繰り返す
⑤再試験通知の日時・会場・持参物を確認する
特に、数字・期限・届出先・義務の主体を取り違えた問題は、同じ間違いを繰り返しやすいため一覧化しましょう。
【2回目を「本番」と考えない】
「次がある」と考えて1回目の準備を軽くすると、許可取得や開業時期に影響します。車両契約、物件賃料、人員確保などの固定費が動いている場合、数か月の遅れは大きな負担です。1回目での合格を前提に準備することが重要です。
【まとめ】
役員法令試験は、30問・50分・8割以上という厳しい時間管理が必要です。再試験制度はありますが、日程や通知方法には運輸局ごとの案内があります。申請先運輸局の最新公示を確認し、初回合格を目指しましょう。
【参照した一次情報】
・関東運輸局「一般貨物自動車運送事業の許可等の申請に係る法令試験の実施について」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/jidou_koutu/kamotu/kamotu_jigyoukaisi/date/sikenkouji.pdf
・九州運輸局「一般貨物自動車運送事業の許可等の申請に係る法令試験」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kyushu/content/000321708.pdf
・近畿運輸局「一般貨物自動車運送事業の申請に係る法令試験」
https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/00001_03125.html
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