【2025年トラック新法で何が変わる?社長が知らないと危険な5項目】
目次
【2025年トラック新法で何が変わる?社長が知らないと危険な5項目】
※2028年「運送業・更新制」本格施行に向けた最新解説
■導入:2024年問題の次にくる“本当の淘汰”──それが2025年トラック新法と2028年更新制
運送業を経営する皆様、こんにちは。
Ican行政書士事務所 代表の矢内です。
今、多くの中小運送会社が「2024年問題」に翻弄されています。
残業規制を守ろうとすればドライバー給与が下がる。
しかし守らなければ行政処分や罰則が待っている──。
その混乱の先に、さらに大きな変革が押し寄せています。
それが 2025年に法改正された「トラック新法」 そして
2028年から本格施行される「運送業・許可の更新制」 です。
この二つの制度は、
単に法律が変わるというレベルではありません。
●事業継続できる会社と できない会社が明確に分かれる
●業界内淘汰が一気に加速する
●“真面目な会社ほど報われる仕組み” に転換する
まさに 運送業界の地殻変動 と呼べる内容です。
この記事では、経営者が絶対に押さえるべき
「知らなかったでは済まされない危険な5つの改正項目」を
専門家の視点で徹底解説します。
■知らないと事業が止まる!危険な5つの改正項目
▼危険項目①:許可が“永久”から “5年更新制” に変更(2028年施行)
これまで一度取った運送業許可は「半永久」でした。
しかし今後は──
▶ 2028年から “5年ごとに更新審査” が本格スタート
この更新審査で見られるのは次の項目です。
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運行管理体制
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労務管理・2024年問題への対応状況
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点呼・帳票類の整備状況
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ドライバー処遇
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経営の健全性・社会保険加入
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行政処分歴の有無
つまり、こういうことです。
更新審査に落ちれば、事業許可が消える=営業できなくなる
「許可があれば安泰」
そんな時代はもう完全に終わりました。
▼危険項目②:赤字覚悟の運賃は“違法”に!適正運賃の義務化
新法の中で最も重要なのが、
▶ “適正原価を下回る運賃での契約を禁止”
というルールです。
特に次のような現場の見えないコストが原価に含まれます。
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荷待ち時間
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荷役作業
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高速代
-
ドライバー拘束時間の増加
-
割増賃金率50%(中小企業にも適用)
これを無視した「安すぎる運賃」はすべて違法となります。
さらに、公正取引委員会は
コスト上昇を反映しない据え置き運賃を
「買いたたき」と認定しています。
▶価格競争は違法行為へ
▶今後の運賃交渉は“法改正を根拠に強気で行える”
という点を押さえてください。
▼危険項目③:多重下請構造の崩壊へ!再委託は原則「2次まで」
国は業界特有の問題である 多重下請け を強く問題視しています。
そのため新法では、
-
再委託は原則「二次下請けまで」
-
実際に運んだ会社を記録する 実運送体制管理簿の作成義務化
が新ルールとなりました。
国土交通省はこう明言しています。
「7次請けのような異常な構造を排除し、
正当な運賃がドライバーに届く仕組みにする」
つまり、
▶“中抜き依存型のビジネスモデルは淘汰される”
ということです。
▼危険項目④:無許可運送(白トラ)利用は荷主も罰則対象へ
新法では、
▶白ナンバー(白トラ)への委託は明確に禁止
▶罰則は運送会社だけでなく荷主にも及ぶ
という極めて厳しいルールが導入されます。
たった一度の白トラ利用が原因で、
-
荷主の社名公表
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是正勧告
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信用失墜
-
契約打ち切り
など、重大なビジネスリスクに発展します。
▼危険項目⑤:ドライバー処遇改善が更新審査の“最重要項目”に
なぜ国がここまでドライバー処遇にこだわるのか?
理由は明確です。
▶若年ドライバーが激減している(23.9%まで低下)
▶業界全体が人材不足により“輸送危機”へ向かっている
そのため新法では、
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能力に見合った給与体系
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教育訓練
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労働時間管理
-
休息時間の確保
などが「努力義務」ではなく
許可更新時に評価される“義務” に変わります。
処遇改善を怠る会社は、
▶人材が確保できない
▶更新審査でも不利になる
=事業継続が不可能になる
という二重のリスクを負います。
■まとめ:変化に適応できない運送会社は淘汰される
今回解説した5つの危険項目は、
-
不適正運賃
-
束縛的な下請構造
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白トラ
-
労務違反
-
ドライバー軽視
といった業界の「悪習」を根本から是正するためのものです。
市場はすでに淘汰を始めています。
●法令遵守できる会社だけが残る
●ドライバーを大切にする会社が勝ち残る
●適正な運賃を受け取れる会社が伸びる
この波に逆らうことはできません。
変化に備えた企業だけが、生き残ります。
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