法令試験セミナー・全国実績No.1! Ican行政書士事務所

運送業許可サポートセンター

070-1389-0777

受付: 8:00~19:00(日祝祭日は除く)

行政書士試験の「一般知識等」傾向と対策

行政書士試験の「一般知識等」傾向と対策

本日は、行政書士試験の出題科目の一つである「一般知識」の対処法について、お話したいと思います。

行政書士試験を難しくしている原因の一つに、一般知識等の「足切り」があります。14問で6問以上、正答率4割以上とらないと、容赦なく「門前払い」になってしまいます。ですから毎年、せっかく法令等で合格点に達していても、一般知識等で足切りされ、涙を流す受験生が少なくありません。私の場合、2017年の試験では、今回の試験の「一般知識等」で、14問中10問の正解(正答率7割)で合格することができました。足切りラインが4割ですから、7割は高得点の部類に入ると思います。決して自慢するわけではありませんが、この点数が取れた理由は、一般常識を「捨て科目」にせず、逆に「得点源にしよう」と決意し、自分なりに対策を立てて勉強をしてきた結果です。

この動画では、「一般知識」の傾向と対策、そして、私が実際に実践した勉強法のご紹介もさせて頂きたいと思います。

【一般知識等の分類と対処法】

行政書士試験の「一般知識等」は、大きく4つに分類できます。

  1. 政治経済(大学受験レベルの政治史、経済史、政治経済、社会の一般教養)
  2. 時事問題(前年からその年の5月頃までの時事問題)
  3. IT用語(最新のIT関連用語)
  4. 文章問題(読解力の問題)

2024年度の試験からは、従来の「一般知識」に加えて、「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」として、行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法などの法令が加わることになります。これに関しては、これらの法令を、しっかりと読み込んでおきましょう。

市販の参考書や問題集では、行政書士試験の一般知識等にミートしたものはあまり見当たりません。対象の範囲があまりに膨大で、かつ、時事問題がかなりの比重を占めるために、対応が難しいのでしょう。予備校では、政治経済や文章問題は、テキストや問題集を作成しているところが多いと思います。とはいっても、受験生の多くは、法令科目の勉強で手一杯で、なかなか一般知識等の勉強までは手が回りません。私も、1回目の受験の時は、試験の直前になって大慌てで、市販の問題集を何冊か目を通しただけで終わりました。

そのため、2回目のチャレンジでは、「より確実に、得点を重ねるためにどうすればいいか」を考え、試験の半年ほど前から、戦略的な勉強を心がけました。一般知識等は、範囲が膨大なうえ、どんなに時間を使って勉強をしても、それが実際に出題されるかどうか不確かなため、時間的な「費用対効果」を考えることがとても大切です。一般知識対策に時間を取られ、肝心の行政法や民法、憲法の勉強がおろそかになっては、本末転倒です。

私は夏あたりから、下記の書籍やテキストを、毎日30分と決めて勉強するように心がけていました。「薄く広く、知識の漆を塗っていくような気持ち」で勉強を進めていきました。

  1. 「一般常識」攻略のために使った参考書。
  2. 「政治・経済」攻略のために何をしたのか?
  3. 「IT用語攻略」のために利用したサイトと勉強法。
  4. 文章問題を得点源にするための「コツ」。etc――です。

2024年度の試験からは、従来の「一般知識」に加えて、「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」として、行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法などの法令が加わることになります。これに関しては、これらの法令を、しっかりと読み込んでおく必要があります。

まとめ

一般知識を攻略するためには、まずは出題傾向をしっかりと把握し、効率的な勉強法を見つけることが重要です。そして、時間を有効に使い、一般知識だけでなく、法令科目の勉強にも十分な時間を割くことが合格への鍵となります。最後に、一般知識の勉強は、日々のニュースや時事問題にも目を向け、世界や社会で何が起こっているのかを常に意識することが大切です。それでは、皆さんの合格を心から願っています。