【九州運輸局】（2022年９月試験）役員法令試験の「過去問題」解答と解説（問題1～３）
目次
【九州運輸局】（2022年９月試験）役員法令試験の「過去問題」解答と解説（問題1～３）
貨物自動車運送事業法令試験実施結果
【九州運輸局】 令和４年１１月１７日試験
受験者数５８人 合格者数１４人
合格率24.1%
一般貨物自動車運送事業の経営許可申請等に係る法令試験問題
Ⅰ．次の問題１から２０の文章で、正しいものには○を、誤っているものには×を（ ）内に記入しなさい。
問題１（事業の譲受け等の制限、届出義務）
会社は、他の会社の事業の全部又は重要部分の譲受けにより、一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合には、当該行為をしてはならない。
（私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律）
（ꢀꢀꢀ）
【正解】○
「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第１６条第１項」そのままの出題です。
九州は、このように意表を突くような問題を冒頭に持ってきて、受講者の「動揺」を誘ったりしますので、すぐにわからなければ、一巡したのちに、条令集を落ち着いてくくり、解答にたどり着いてください。
問題２（輸送の安全性の向上）
一般貨物自動車運送事業者は、輸送量の確保が最も重要であることを自覚し、絶えず輸送の安全性の向上に努めなければならない。
（貨物自動車運送事業法）
（ꢀꢀꢀ）
【正解】×
輸送量×←輸送の安全
典型的なひっかけ問題です。よく問題を意味を考えながら読んでいけば、正しく解答できます。
問題３（乗車又は積載の方法）
車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。ただし、もっぱら貨物を運搬する構造の自動車で貨物を積載しているものにあっては、当該貨物の積込のため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる。
（道路交通法）
（ꢀꢀꢀ）
【正解】×
当該貨物の積み込みのため×←当該貨物を看守するため
九州では頻繁に出題される、「道路交通法」からのひっかけ問題です。
「道路交通法」は、分量が多いため、会場でくくって解答にたどり着くのは難しいですので、事前に「道路交通法」全体に目を通し、どんな内容の条文が、どのあたりに記載されているのかを、頭に入れておく必要があります。
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Ican行政書士事務所 矢内孝昌
所属 埼玉行政書士会（全国対応）