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運送業・「増車申請」と「車両選び」のコツを徹底解説

運送業・増車の手続き方法

運送業を営む企業にとって、事業拡大や取引先からの要請に応じて車両を増やす「増車」は重要な経営戦略のひとつです。しかし、増車を行うには、適切な手続きを踏むことが求められます。この記事では、運送業における増車の手続き方法について詳しく解説します。


増車の際に考えるべきポイント

増車を検討する際には、以下の点を事前に確認しておくことが重要です。

  • 車両の種類と用途
    • 何トン車を導入するのか?
    • 新車か中古車か?
    • リースにするか、購入するか?
  • 資金計画
    • 現金購入するのか、ローンやリースを活用するのか?
    • 維持費や保険料などのコストも考慮する必要がある。
  • 法令遵守と車庫の確保
    • 事業用ナンバーを取得するために必要な手続き。
    • 認可車庫の要件を満たしているかどうか?

増車の手続きの基本

増車手続きには、「届出手続き」と「認可申請手続き」の2種類があります。

届出手続き

以下の要件を満たしている場合、届出手続きで増車が可能です。

  1. 過去5年間において許可の取消処分を受けていないこと
  2. 営業所の違反累積点数が一定以下であること
  3. 巡回指導で「E」評価を受けていないこと
  4. 一定期間内の増車割合が30%以下であること(例外あり)
認可申請手続き

上記要件のいずれかに該当する場合、認可申請手続きが必要になります。認可申請には運輸局の審査があり、即日で許可が下りるものではないため、余裕をもったスケジュールを組むことが重要です。


車庫面積の確認と認可車庫面積

車両を増やす際に、最も多くの企業が直面する課題が「車庫面積の不足」です。

認可車庫面積とは?

認可車庫面積とは、運輸局に申請され、許可を受けた車庫の面積を指します。物理的に駐車可能なスペースがあっても、運輸局の認可を受けていない場合は認可車庫とは認められません。

配置車両の所要面積

増車の際には、現在の車庫面積に対してどの程度の余裕があるのかを確認する必要があります。一般的に、車両ごとの所要面積の目安は以下のとおりです。

  • 7.5トン以上:38㎡
  • 2トンロング超~7.5トン未満:28㎡
  • 2トンロング:20㎡
  • 2トン以下:15㎡

この基準に基づき、増車後の車両がすべて適切に収容できるかどうかをシミュレーションすることが重要です。


認可車庫面積を増やす方法

車庫面積が不足している場合、以下の手順で車庫を増やすことができます。

  1. 新たな土地を確保する
    • 運送業の車庫としての要件を満たしているか事前調査を行う。
    • 賃貸借契約書の準備。
  2. 事業計画変更認可申請を提出する
    • 運輸局へ認可申請を行い、審査を受ける。
    • 審査期間は約2~3か月。
  3. 認可後に増車手続きを進める
    • 連絡書取得 → 事業用ナンバー取得。

増車手続きをスムーズに進めるために

増車手続きをスムーズに進めるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

  • 事前準備を徹底する
    • 車両の種類や台数、使用目的を明確にする。
    • 必要書類を早めに準備する。
  • 行政書士に相談する
    • 増車手続きには専門的な知識が必要なため、運送業に特化した行政書士に相談するのがおすすめです。
    • 手続きを代行してもらうことで、スムーズに許可を取得できる可能性が高まります。

まとめ

増車を行う際には、単に車両を手配するだけでなく、法的手続きを適切に行うことが重要です。特に、車庫面積や法令遵守の状況を事前に確認し、必要に応じて行政書士などの専門家に相談することで、スムーズに増車を進めることができます。

 

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